文部科学省 新学術領域研究(平成27年~31年)高難度物質変換反応の開発を指向した精密制御反応場の創出

内田 竜也 » English

所属 九州大学基幹教育院
役職 准教授
HP http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/Yuhan/Top_Page/uchida_lab/Home.html
専門分野 有機合成化学
研究キーワード 酸化反応、不斉反応、触媒反応、遷移金属触媒
所属学会・研究会 日本化学会、有機合成化学協会

概要

分子状酸素(O2)は、大気中に豊富に存在し、最も原子効率の高いクリーンな酸化剤である。しかし、従来の分子状酸素の酸化剤利用は、犠牲還元剤の添加、あるいは加熱、加圧条件が求められていた。さらにその立体制御についてもなお多くの課題が残されている。
一方、我々は、ルテニウム錯体が、水の介在によって大気中の分子状酸素を1)1電子移動(SET)、2)プロトン共役電子移動(PCET)を経て活性化し、高立体選択的な酸素添加型酸化反応の優れた触媒となることを見出した。
そこで、本研究では、上記の水が介在する分子状酸素活性化法の知見をもとに適切な反応場、酸化還元電位を制御しうる新たな遷移金属触媒を創生し、分子状酸素を用いた高立体選択的分子変換法の開発を進める。

研究業績

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原著論文

  • "Iron-Catalyzed Asymmetric Aerobic Oxidative Dearomatizing Spirocyclization of Methylenebis(arenol)s"
    Chungsik Kim, Takuya Oguma, Chisaki Fujitomo, Tatsuya Uchida, Tsutomu Katsuki
    Chemistry Letters, 2016, 45(11), 1262-1264

国際会議

  • I2CNER International Workshop -Natural and Chemical Catalysts for Technology-
    "Development of Catalytic C-C Bond Formation", Invited Lecture
    Uchida, T.
    2017年2月3日~2017年2月3日, Fukuoka, Japan

国内学会(会議)

  • 27th Banyu Fukuoka Symposium
    "Iridium-catalyzed siteselective asymmetric carbene C–H insertion", ポスター発表
    H. Hayashi, Y. Yamakawa, T. Ikuta, T. Uchida, T. Katsuki
    2017年6月3日~2017年6月3日, Fukuoka
  • The 97th CSJ Annual Meeting
    "Iridium catalyzed high region-, enantio-, and diastereoselective carbene C–H insertion ", 口頭発表
    Yamakawa, I.; Ikuta, T.; Uchida, T.; Katsuki, T.
    2017年3月16日~2017年3月19日, Yokohama
  • The 97th CSJ Annual Meeting
    "Ruthenium Catalyzed Asymmetric Aerobic Oxidative Coupling of 2-Naphthols", ポスター発表
    Uneno, T.; Uchida, T.; Katsuki, T.
    2016年3月16日~2016年3月19日, Yokohama

受賞

  • 「長瀬研究振興賞」
    受賞者:内田竜也
    贈呈元:長瀬科学技術振興財団
    受賞日:2016年4月22日